《フェーレーそばの由来》
「多幸山やフェーレーでんどう。喜名番所に泊らなやー、女子（いなぐ）たるもの泊ゆいＭ急（いそ）じ行き、島かから。（多幸山はフェーレーが出るそうだ。喜名番所に泊まろうか、いやいや、女子のみで知らないところに泊まるものではない。今ならまだ大丈夫、急いで自分の村まで行ったほうがよかろう）」という歌があります。
ここから北へ数キロ行ったところに、多幸山という山があり、昔人々が北方（国頭）へ向かう宿道でもっとも難所と言われていました。
なぜなら、立木が繁茂して昼間でも薄暗いといったことに加え、フェーレーと呼ばれた「山賊」が出没し、道行く人々から金品を奪ったという言い伝えがあったからです。そこで、荒々しく、ボリュームたっぷりのそばを「フェーレーそば」と名付けました。
--※国道58号線喜名T字路を曲がるとすぐ右手にあります。

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